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過払金

読み方
かばらいきん

過払金とは

過払金(かばらいきん)とは、消費者金融やクレジットカード会社からの借り入れに対して、法律で定められた利率以上の金利を支払ってしまった場合、その過剰に支払った金利分の金額を指します

日本では、利息制限法と出資法に基づいて適正な金利帯が定められていますが、過去には貸金業者が法定利率を超える金利を設定することが一般的でした。その結果、多くの借り手が過剰に利息を支払う状況が発生し、これが「過払金問題」として表面化しました。

過払金の発生原因

過払金の主要な発生原因は、法定金利を超える高金利設定です。

具体的には、利息制限法において定められた金利上限(年20%)を超えた金利設定を行っていた金融機関が多かったためです。このような高金利設定は、特にバブル経済期やその後の経済不況期において一般的でした。また、借り手が返済に困った際、金融業者側が返済計画を延長するために追加利息を請求したことも一因です。

この過払金が発生する具体的なケースとしては、以下のような例があります。

  • 消費者金融での借り入れ
  • クレジットカードのキャッシング
  • 中小企業向けの短期融資

これらの契約において、法定金利を超える利率が適用されていた場合、過払金が発生する可能性が高いです。また、借り手が適正な情報を持っていないことや、金融機関の説明不足も過払金発生の要因と言えるでしょう。

過払金の回収方法

過払金の回収方法は、弁護士や司法書士を通じて行うことが一般的です。

まず、弁護士に相談し、過去の契約書や借用書、返済履歴を確認します。そして、適正な利率を基に再計算を行い、過剰に支払った利息分の過払金を算定します。この過程を「利息制限法に基づく再計算」と呼びます。

再計算後、弁護士は金融機関に対し、過払金の返還請求を行います。場合によっては、訴訟を提起することもあります。多くのケースでは、会話や交渉により合意に至ることが多いですが、一部の金融機関に対しては法的手続きが必要となる場合もあります。

さらに、消費者金融が既に破産手続きを進めている場合や事業を終了している場合など、過払金の回収が難航する場合もあります。これについては、専門家の助けを借りることが重要です。

過払金問題の現状と将来の展望

過払金問題は、法律の改正や消費者保護の強化により大幅に改善されました。2006年の貸金業法改正や2010年の総量規制の導入により、新規の過払金の発生は大幅に減少しています。特に総量規制は、借り手の年間収入の1/3を超える借り入れを禁止したため、過剰借り入れによる過払いが発生しにくくなりました。

しかし、過去の借り入れに対する過払金の問題はまだ完全には解消されていません。特に古い契約に基づく債権については、消滅時効(通常10年)の問題も絡んできます。このため、一部の借り手は自らの権利を知らずに過払金返還請求を行わないまま時効が成立してしまうリスクがあります。

今後の展望としては、以下の点が重要となります。

  • 消費者への継続的な啓発活動
  • 法的手続きの簡便化
  • 弁護士・司法書士の協力体制の強化

これらの施策を通じて、過払金問題の完全なる解決を目指すことが求められます。また、借り手自身も積極的に情報を収集し、自らの権利を守ることが重要です。

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