解決事例
CASE
被害者死亡事故、弁護士が無過失を立証したケース
事件概要
死亡事故で刑事事件となり、刑事事件では被害者にも過失があるとされていたが、民事訴訟で無過失を立証することができ、1億円の賠償金を獲得したケース。
担当弁護士:和氣良浩
事故の状況
被害者が原動機付き自転車を運転し、赤信号から青信号に変わったために直進しようとしたところ、後方で停車していたトラックの加害車両が被害者に気付かずに左折進行したために、トラックが踏みつけるようにして被害者に追突し、死亡した。
被害者の年齢と性別
20代女性
傷病名
被害者死亡
相談内容
検察からは、被害者(ご依頼者様の娘さん)にも過失があると言われたが、ドライブレコーダーの映像より娘に非がないことは明らかで、起訴内容を変更するよう申し出たが応じてもらえず、納得がいかないので何とかして欲しいとご依頼いただいた。
弁護士の活躍
検察が主張する事故状況によると、被害者(ご依頼者様の娘さん)がトラックの左からすり抜けようとして、トラックが左折しようとした時に巻き込まれたため、被害者にも過失があるとのことだった。
しかしながら、偶然に対向車両が撮影していたドライブレコーダー映像を入手し、専門機関に解析をお願いしたところ、被害者はトラックの前で停車しており、信号が青に変わったため直進しようとた時にトラックが前の被害者車両に気づかないまま左折し、被害者をひいてしまっており、やはりご依頼者様の主張通り、被害者に過失がないことは明らかであった。
民事訴訟を起こし、立証した結果、相手方の左折巻き込み事故ではなく、追突事故であり、被害者には全く過失がないことが認められた。
増額した賠償金
8,000万円→1億円に増額
弁護士費用
約1,000万円
相談者様の声
刑事事件では、娘にも過失があるかのようなかたちとなり、非常に悔しい思いをしましたが、民事訴訟で娘に過失がなかったことが認められ大変良かったです。
関連記事
-
交通事故で顔に傷が残った場合の慰謝料と後遺障害等級をわかりやすく解説!
顔に傷あとが残った場合の後遺障害の等級認定や、慰謝料などの賠償金について、わかりやすく解説します。
-
交通事故で弁護士に頼る本当のデメリット
交通事故の被害者が弁護士に依頼する際のデメリットとして次の3つが考えられます。 弁護士費用が高額 事務所に何度も行く必要がある 弁護士選びに時間がかかる しかし、実はこれらのデメリットはこのように解決 ...
-
圧迫骨折(脊椎・胸椎・腰椎)で後遺症が残った場合の慰謝料を弁護士が解説
交通事故で脊椎圧迫骨折になった場合の後遺障害として認定される等級、妥当な賠償モデルなどを紹介
-
事故で相手保険会社が嫌がること|泣き寝入りしない方法を弁護士が紹介
交通事故の被害に遭い、保険会社とのやりとりにお悩みの方へ。保険会社への対応策などをご紹介します。
-
後遺障害診断書とは?書式、費用、注意点などを弁護士が解説
交通事故で後遺障害等級認定を申請する際に、必ず必要になるのが後遺障害診断書です。後遺障害診断書は等級認定にあたって重要な資料となるため、正確に作成しなければなりません。後遺障害診断書がしっかりと作成さ ...