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「自社と同じ業界で、顧問弁護士はどんなトラブルをどう解決しているのか」「顧問契約を結ぶと、実際に何が変わるのか」――顧問契約・企業法務のご相談で、毎月のようにいただくご質問です。
弁護士法人ブライトは、ホテル業・建設業・不動産業・EC業・IT業・製造業・医療法人・スタートアップといった業界別に専門チームを編成し、顧問先企業の経営インシデントを横断的に解決してきました。本ページでは、ブライトが実際に取り扱った顧問・企業法務案件のうち、企業の特定につながらない形で属性・金額・時期・地域等を抽象化した解決事例10件をご紹介します。
各事例について、相談企業のプロフィール・お困りごと・ブライトの対応・結果・担当弁護士のコメントまでを整理していますので、自社と近い業界・近い課題をお持ちの経営者様の参考としてご活用ください。
弁護士法人ブライト、代表弁護士の和氣です。顧問契約は「困った時に相談できる窓口」というだけではなく、事故・トラブルを未然に防ぐ仕組みでもあります。同種の業界・同種のテーマでも、結果は事案ごとに変わります。「自社のケースはどうだろう」と気になった方は、まずは無料相談でお話をお聞かせください。
本事例は、当事務所が実際に取り扱った案件を、個人情報保護のため業種・規模・金額・時期・地域等を抽象化したものです。掲載に際しては、依頼企業を特定できないよう細心の注意を払っています。同種の事案であっても、結果は事案ごとに異なります。
この記事でわかること
この記事のポイント
顧問契約・企業法務のお問い合わせは無料です
(お電話受付:平日9:00〜18:00。それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします)
まずは10件の解決事例を一覧でご確認ください。気になる事案があれば、下の各詳細セクションをご参照ください。
| No. | 業種・規模 | テーマ | 主な争点 | 解決時の主な成果 | 担当 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 中小ホテル運営会社 | キャンセル料未払い・宿泊約款 | 団体予約のドタキャン回収 | キャンセル料の全額回収+約款改訂 | 嶋本 |
| 2 | 中堅建設会社 | 下請契約・労災・瑕疵担保 | 下請業者の作業員労災と元請責任 | 労災対応+下請契約書の全面整備 | 和氣/嶋本 |
| 3 | 中小不動産管理会社 | 原状回復・賃料増額・ペット飼育 | 退去時の不当請求と裁判外解決 | 不当請求の撤回+管理規程の刷新 | 嶋本 |
| 4 | 中堅EC事業者 | 景表法・レビュー削除・決済代行 | 消費者庁措置命令の予防対応 | 表記改修+措置命令を回避 | 山中 |
| 5 | 中小IT・受託開発会社 | システム開発契約・業務委託 | 仕様変更要求と検収拒否 | 追加報酬と検収完了を確保 | 笹野/山中 |
| 6 | 中堅製造業 | 取引先倒産・債権回収・カスハラ | 取引先の経営悪化とクレーマー対応 | 仮差押え成功+カスハラ撃退 | 山中 |
| 7 | 医療法人 | 患者クレーム・職員労務 | 長期居座りクレーマーと残業代請求 | クレーム対応SOP化+残業代解決 | 有本/嶋本 |
| 8 | スタートアップ | 投資契約・株主間契約・退職金 | 創業メンバー離脱と株式買戻し | 株式買戻し合意+競業避止確保 | 山中/笹野 |
| 9 | 中小ホテル運営会社 | 外国人顧客クレーム・SNS拡散 | SNS誹謗中傷と返金要求 | 投稿削除+返金要求の撃退 | 嶋本 |
| 10 | 上場EC企業(顧問グループ) | 反社認定問題・取引解除 | 銀行取引停止と仮処分 | 銀行取引の継続を仮処分で確保 | 和氣/笹野 |
※ 各事例の詳細は以下のセクションでご紹介します。
「インバウンドの団体予約で、直前のドタキャンが立て続けに発生しました。1件あたり数十部屋規模で、機会損失が数百万円単位になっています。当社の宿泊約款にもキャンセル料の規定はありますが、海外OTA経由の予約は『当社と契約していない』『予約者本人と直接話せない』と言われ、回収できずに泣き寝入りしてきました。今後どう対応すればいいか、整理してほしい。」
| 項目 | 当初 | 解決時 |
|---|---|---|
| 未回収キャンセル料 | 数百万円規模で滞留 | 大半を回収成功 |
| 宿泊約款 | 標準約款のみ・団体規定なし | 団体予約・違約金・管轄を全面整備 |
| OTA契約 | 未精査 | キャンセル料請求権の帰属を明確化 |
| 期間 | — | 受任から約4ヶ月で運用開始 |
「ホテル業のキャンセル料トラブルは、約款・OTA契約・実際のオペレーションの3点を切り分けて対応する必要があります。約款だけ整えてもOTA経由ではホテル側が請求できない場合があり、その逆もある。顧問契約だからこそ、業界横断の運用フローを設計し、未回収案件を1つずつ詰めていくことができました。」(担当:嶋本弁護士)
「下請業者の作業員が当社の現場で重機事故に遭い、重傷を負いました。労災給付は下請業者の労災で処理されますが、被災者本人と家族から『元請にも安全配慮義務違反があるはずだ』と弁護士付きの請求書が届きました。さらに、その後の調査で、当該下請とは長年の付き合いで正式な書面契約が整備されていないことが判明。当社の他現場でも同様の状況が複数あり、再発が怖い。」
「建設業の元請責任は、労働安全衛生法上の元方事業者としての統括安全衛生管理が履行されていたかが争点になります。事故が起きてから契約書を整備するのは遅い。顧問契約だからこそ、現場対応と並行して下請契約全社の巻き直しまで一気に進められました。」(担当:和氣弁護士・嶋本弁護士)
「退去時の原状回復費用について、入居者から『国土交通省ガイドラインに反する不当請求だ』とクレームが立て続けに入っています。一部は消費生活センター経由で、一部は弁護士からの内容証明で。社内では『これまで通りに請求していただけ』との認識で、何が問題なのか整理できていません。さらに、無断ペット飼育・賃料滞納・賃料増額交渉といった案件もたまっており、管理担当者が疲弊しています。」
「不動産管理業のトラブルは、個別案件への対応と、管理規程・契約書ひな形の整備を同時並行で進める必要があります。一件ごとに弁護士に依頼すると費用も時間もかさみますが、顧問契約なら全体最適で動けます。原状回復は『判例とガイドラインに沿った請求』に立ち戻ることが、結果的にトラブル予防の最短ルートです。」(担当:嶋本弁護士)
「業界紙で『当社の商品ページ表記が景表法(優良誤認・有利誤認)に該当する疑いがある』と報じられました。消費者庁から正式な調査連絡はまだ来ていませんが、競合他社が措置命令を受けた事例もあり、社内で危機感が高まっています。さらに、自社モールの星評価について、特定の商品で低評価レビューが組織的に投稿された疑いがあります。返金要求と決済代行会社からのチャージバックも増えています。」
「EC事業者の景表法対応は、措置命令が出てからでは遅いです。業界紙報道や同業他社の措置命令を『自社の警報』と捉えて、先回り改修と社内記録化を進めることが、措置命令回避の最短ルート。顧問契約なら、ページ単位の表記レビューから決済代行・モール対応まで、業界横断で一気通貫の支援ができます。」(担当:山中弁護士)
「大型のシステム開発案件で、納品直前になって発注元から『要件と違う』『追加機能を入れてくれないと検収できない』と言われています。当社としては、要件定義書通りに開発しており、追加要求は明らかに仕様変更(追加発注)に該当します。しかし発注元は『口頭で合意した範囲内だ』と主張、社内のメール・議事録を見ても明確な追加発注書は存在しません。請負代金が回収できなければ、当社のキャッシュフローが厳しくなります。」
「IT業の請負紛争は、契約書・要件定義書・議事録・チャットログを時系列で並べた瞬間に勝負がつきます。逆に言えば、書面合意なしで仕様変更を受け続けると、後から覆すのは極めて困難。顧問契約があれば、開発開始時点から契約・要件・変更管理を整え、紛争が起きても短期決着が可能です。」(担当:笹野弁護士・山中弁護士)
「主要取引先の経営悪化が業界内で噂になっています。当社の売掛金は数千万円残っており、倒産されると致命傷です。同時並行で、別の取引先の購買担当者から『品質不良だ』と理不尽なクレームを延々と受けており、製造現場と営業担当が疲弊しています。怒鳴り込み・連日数時間の電話・SNSでの会社名公開予告まで来ており、いわゆるカスハラの域に達していると感じます。」
「取引先倒産は『噂が出てからでは遅い』。仮差押えはスピードが命で、申立てから発令まで数日で動かせる体制が整っているかどうかで、回収率が桁違いに変わります。カスハラも同じで、被害が出てから対応するのではなく、SOPと窓口設計で初動を弁護士に渡す仕組みを作ることが、現場を守る最善策です。」(担当:山中弁護士)
「特定の患者が来院のたびに数時間居座り、職員に大声で怒鳴る・診療内容に異議を唱え続けるという事態が半年以上続いています。職員のメンタル不調者も出始めました。同時並行で、退職した元職員から弁護士付きで『未払い残業代を請求する』との内容証明が届きました。当院では始業前準備・休憩中対応・記録残業が常態化しており、タイムカードと実態が合っていない自覚もあります。」
「医療法人の労務リスクは、応召義務とのバランスをとりつつ、患者対応と職員の労働環境整備を同時に進める必要があります。クレーマーは早期に弁護士名で警告を出すことで大半が来院停止に至ります。残業代請求は、退職者からの内容証明をきっかけに在職者全体のリスクを洗い出すのが定石です。」(担当:有本弁護士・嶋本弁護士)
「創業メンバーの一人が代表と方針対立し、退職することになりました。彼は10%超の株式と、ストックオプションの一部を保有しています。投資契約・株主間契約には強制買取条項(リーバーバースティング)があるはずですが、書類が古く、本人も『そんな条項に同意した記憶はない』と言っています。さらに、彼が同業の競合スタートアップを立ち上げる動きもあり、当社のVC投資家からも『早期に整理を』と急かされています。」
「スタートアップの創業メンバー離脱は、株式・ストックオプション・競業避止・VC対応の4点を同時並行で整理する必要があります。創業時の契約書が雑なまま事業が成長してしまうと、離脱時に交渉カードを失います。顧問契約があれば、離脱の兆候段階から契約レビューと交渉準備を始められ、感情的対立に至る前にクロージングまで持ち込めます。」(担当:山中弁護士・笹野弁護士)
「外国人のお客様が、宿泊中のささいな行き違いをきっかけに激高され、その後SNSで当ホテルの実名を出して『差別された』『不衛生だ』『スタッフが暴言を吐いた』などと事実無根の投稿を多言語で拡散しています。投稿は複数のSNSプラットフォーム・OTAレビュー欄・Google口コミに広がり、すでに予約キャンセルが出始めました。さらに、当人から『全額返金と慰謝料を払わなければ投稿を続ける』との連絡が入っています。」
「インバウンド対応のホテル業では、SNS拡散と返金要求の組み合わせが急増しています。重要なのは『事実無根の要求には絶対に応じない』『削除申立てと警告書を即日発信できる体制』『多言語対応テンプレートを事前整備しておく』の3点。顧問契約だからこそ、深夜・早朝の初動から動けます。」(担当:嶋本弁護士)
「メインバンクから突然『当行のコンプライアンス基準に基づき、貴社との取引を解消する』との通知が届きました。理由を尋ねても明確な説明はなく、『反社会的勢力との関係が疑われる情報がある』との示唆のみ。当社経営陣・主要株主には全く心当たりがありません。融資の引き上げと預金口座の解約が同時に進められると、上場企業として致命的なダメージを受けます。すぐに動いてください。」
「経営インシデントの中でも、反社認定誤りによる銀行取引停止は『時間との勝負』です。任意の取引解除を拒否する仮処分の準備を進めながら、銀行との交渉カードを切る。代表・パートナー・顧問担当の3名で初動を組めるのは、顧問契約があるからこそ。スポット依頼では絶対に間に合いません。」(担当:和氣弁護士・笹野弁護士)
10件の解決事例には、ブライトが顧問先企業のトラブル対応で一貫して提供している「顧問契約だからこそ実現できた価値」が共通しています。ここでは、事例から読み取れる顧問契約の5つのメリットを整理します。
事例1・9(ホテル業)、事例2(建設業)、事例3(不動産業)、事例4(EC業)、事例5(IT業)、事例6(製造業)、事例7(医療法人)、事例8(スタートアップ)に共通するのは、業界特性を熟知した担当弁護士が即アサインされ、業界用語・業界慣行を前提としたアウトプットを最初から出せる点です。
ブライトは「みんなの法務部」サービスとして、顧問先企業の法務担当者と日常的に連携し、契約書レビュー・社内規程整備・トラブル初動対応をワンストップで提供しています。スポット依頼の弁護士が「業界の常識」を覚えるところから始める必要がない――これが顧問契約の最大のスピード優位です。
事例1(宿泊約款の全面改訂)、事例2(下請契約書の全面整備)、事例3(管理規程の刷新)、事例5(請負契約ひな形の改訂)、事例7(就業規則・賃金規程の整備)、事例10(反社チェック体制の社内整備)に表れている通り、ブライトは個別案件の解決と並行して、契約書・社内規程・運用ルールの整備を進めます。
顧問契約だからこそ、「今回の案件の根本原因を取り除く」ところまで手が届く。スポット依頼では、目の前の事件は解決できても、同種トラブルの再発防止までは設計しきれないのが現実です。
事例2(労災事故24時間以内の現場保全)、事例6(取引先倒産時の仮差押え)、事例9(SNS誹謗中傷の即日対応)、事例10(銀行取引停止24時間以内の方針会議)に表れている通り、ブライトの顧問先には「経営インシデントには24時間以内に動く」体制が約束されています。
仮差押えのスピード、現場証拠の保全、SNS投稿の削除申立て、仮処分申立ての準備――いずれも初動が遅れた瞬間に取り返しがつかなくなる領域です。顧問契約は「いつでも電話一本で代表・パートナー・専門担当が動く」体制を確保するための保険です。
事例6(債権回収+カスハラ)、事例7(クレーマー対応+残業代請求)、事例8(株式買戻し+競業避止+VC対応)、事例10(銀行取引+反社チェック+IR対応)のように、1つの経営インシデントは複数の法律分野を同時並行で動かす必要があります。
ブライトは、顧問・企業法務(山中・嶋本)、訴訟難件(笹野)、証拠保全・労務(有本)、最終決裁(和氣)の体制で、1つの顧問先に対して必要な専門分野を即時に組成します。「弁護士事務所をいくつも使い分ける」必要がありません。
10事例のうち多くで、顧問料+必要に応じた個別案件の着手金・報酬金という二段構えの費用設計を採用しています。月額顧問料には、契約書レビュー・社内規程整備・電話メール相談・初動対応の一定範囲が含まれます。
個別の訴訟・仮処分・仮差押えなど大型案件は別途見積もりとなりますが、顧問先割引が適用され、スポット依頼より結果的に低コストです。さらに、本文中の事例6で見たように「仮差押えを行わなかった場合のコスト感(売掛金回収不能=数千万円の損失)」と比較したコスト試算を提示することで、経営判断のスピードが上がります。
| 専門領域 | 主な担当弁護士 |
|---|---|
| 新規顧問契約・企業法務全般・債権回収・契約レビュー | 山中 あい 弁護士 |
| 顧問先の社内不祥事・労務トラブル・契約レビュー(フロント) | 嶋本 敦 弁護士 |
| 労務(残業代)・証拠保全・使用者側労災対応 | 有本 喜英 弁護士 |
| 訴訟・難件の二次決裁/倒産・破産管財/離婚・相続の難件 | 笹野 皓平 弁護士(パートナー) |
| 受任判断・所内方針決定/経営インシデントの最終決裁/顧問先社長案件のフロント | 和氣 良浩 弁護士(代表) |
ここまで10件の解決事例をご紹介しました。しかし、同じ業界・同じテーマであっても、結果は事案ごとに異なります。会社の規模・取引構造・契約書の整備状況・社内体制によって、最適な顧問契約の設計は大きく変わります。
ブライトでは、顧問契約・企業法務に関する無料相談を実施しています。「いきなり顧問契約は重い」という会社様にも、「自社にとってどのプランが適切か」「いま抱えている個別案件にどう対応するか」「契約書・社内規程の整備優先順位はどう決めるか」を具体的にお伝えします。
ご相談時には、お手元にある会社案内・主要取引先一覧・既存の契約書ひな形・就業規則・最近発生したトラブル概要などをご共有いただけるとスムーズです。お持ちでなくても結構ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※本ページの解決事例は、いずれも個人情報保護のため業種・規模・金額・時期・地域等を抽象化しています。同種の業界・同種のテーマであっても、結果は事案ごとに異なります。具体的な見通しは、ご相談時にご説明いたします。
この記事の監修者
和氣 良浩(わけ よしひろ)
弁護士法人ブライト|代表弁護士・パートナー
大阪弁護士会|「みんなの法務部」コンセプト発案者
専門:企業法務・顧問契約・M&A・株式譲渡・事業承継・労務問題
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