危険有害因子
危険有害因子とは
危険有害因子とは、労働者の負傷や疾病の原因となり得る、作業に内在する危険性または有害性のことをいいます。
労働安全衛生の分野では「ハザード」とも呼ばれ、リスクアセスメント(危険性・有害性の調査)の対象となります。
危険有害因子の主な分類
- 機械的因子:機械への挟まれ・巻き込まれ、切創、墜落・転落など
- 物理的因子:騒音、振動、高温・低温、放射線、異常気圧など
- 化学的因子:有機溶剤、粉じん、石綿、酸・アルカリ、一酸化炭素など
- 生物的因子:細菌、ウイルスなど
- 作業態様に関する因子:重量物取扱い、不自然な姿勢、長時間労働など
- 心理社会的因子:過重な業務負荷、ハラスメントなど
事業者の義務との関係
労働安全衛生法は、事業者に対して危険有害因子を特定し、リスクを見積もり、除去・低減する措置を講じることを求めています(リスクアセスメント)。化学物質については、2024年までの法令改正により、リスクアセスメントの対象物質が大幅に拡大されました。
労災事故・損害賠償との関係
事業者が危険有害因子を認識できたのに対策を怠って労災事故が発生した場合、安全配慮義務違反として損害賠償責任を負う可能性があります。フォークリフトの挟まれ事故や墜落事故などでは、リスクアセスメントの実施状況や安全教育の有無が、会社の責任を判断する重要な事情となります。
労災の損害賠償請求について詳しくは、重篤な労働災害の損害賠償請求もあわせてご覧ください。
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