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【ご本人の物語】信号無視・無理な右折の被害事故|10:90譲歩でも代車72日分の必要性立証が論点・訴訟移行の損益判断

このページは、ご本人の物語/信号無視・無理な右折の被害事故の実例を、賠償金の数字よりも「解決までの経緯」「ブライトの戦略」を中心に記録したものです(本記事は複数の解決事案を再構成した解説記事です。登場人物の属性・金額・事故場所等は実際の事案と異なります)。

📝 この記事の3秒結論

  • 相手方の信号無視・無理な右折は法的に重大な過失要因
  • ドラレコ等の客観的証拠なしでは無過失主張は困難
  • 代車費用は通常1ヶ月程度が目安・72日全額認容は厳しい
  • 示談10:90 vs 訴訟0:100 vs 自損自弁の3択判断
  • 弁護士費用特約で訴訟費用は自己負担ゼロ

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事案の概要

M様は2026年3月、相手方車両の信号無視・無理な右折により被害事故に遭われました。M様には過失なし、相手方に明確な交通違反(信号の見落とし)があったケース。相手方任意保険会社は相手方任意保険会社(担当者・川崎損害サービス課・[電話番号削除])。M様の車は全損認定、買替を検討中。

ブライトへのご相談

M様は2026年3月にブライトへ委任。担当は松本弁護士。「過失割合は0:100で争いたい」というご意向で、相手方への損害賠償請求と過失交渉を進めることになりました。弁護士費用特約あり(自己負担ゼロ)。

ステップ1:客観的証拠なしでの0:100主張の困難性

残念ながら、本件にはドライブレコーダー・防犯カメラといった客観的な映像証拠がありません。当事者双方の供述のみが証拠となる事案では、裁判で「当方に事故を回避する可能性が全くなかった」という認定を得るのは極めて困難です。

松本弁護士の見解:「客観的な画像データを踏まえると、仮に裁判となった場合に『当方に事故を回避する可能性(結果回避可能性)が全くなかった』という認定を得ることは、極めて困難であると言わざるを得ないのが実情です。」

ステップ2:相手方の10:90譲歩申出の意味

4月22日、相手保から「過失割合について当方10%・相手方90%まで譲歩する」との連絡。当初は3:7すら応じない強硬姿勢でしたが、ブライト介入により譲歩を引き出しました。背景の推測:

  • 当方が代理人を立て訴訟提起の意向を具体的に示してきた
  • 相手方本人が「訴訟を回避したい・譲歩で早期解決したい」と意向
  • 裁判となれば客観的証拠不足で双方が不確定リスク

10:90で和解すれば、当方の損害(人損・物損・代車費用)の90%相当を相手方から受領可能です。

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ステップ3:代車72日分の必要性・相当性論点

M様は代車を72日間使用されており、その費用全額の請求を希望されています。しかし賠償実務上:

  • 代車費用が認められる期間の目安は1ヶ月程度
  • 72日間の全額認容は厳しい(裁判所の判断による)
  • 裁判では「使用の必要性」「期間の妥当性」が厳しく判断される

立証準備として、M様には以下を確認:

  • 主な使用目的(通勤・買い物・通院など)
  • 当時、代わりに使用できるお車が他になかったか(ご家族の所有車など)
  • 買替に72日間を要した具体的な理由

ステップ4:3択の判断軸

本件で取りうる選択肢は以下の3つ:

選択肢過失受領見込リスク
示談(10:90)当方10%損害の約90%代車全額は厳しい
訴訟(0:100争い)判決による不確定20%以上の過失認定リスク
自損自弁双方ゼロ当方損害は自己負担相手方への請求権放棄

松本弁護士の見解:「代車費用を含めて10:90の過失割合での示談が可能であれば、当方としては示談を行う金銭的なメリットはあると考えます。ただし、過失割合に関する強いお気持ちがある場合、訴訟での解決を目指すことも十分あり得る選択肢です。」

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ステップ5:弁護士費用特約による訴訟費用カバー

本件では弁護士費用特約の適用があり、訴訟を行うことによる金銭的なご負担は発生しません。これは大きなメリットで:

  • 訴訟提起費用(印紙代・郵便切手代)も特約からカバー
  • 弁護士の報酬も特約から
  • 長期化しても自己負担ゼロ

そのため「金銭的にはどちらでも変わらない・お気持ちで決めて構わない」設計が可能です。M様には最終的に「示談 vs 訴訟」のお気持ちでご判断いただくことになります。

進行中の見通し

2026年4月時点:

  • 相手方提示:10:90、代車費用は別途要協議
  • 当方主張:0:100、代車72日全額
  • M様意向確認中:示談 vs 訴訟
  • 訴訟提起する場合は5月中の起案
  • 解決まで示談なら1〜2ヶ月、訴訟なら6ヶ月〜1年

0:100争いの判断ポイント

  1. 客観的証拠なしでの完全無過失認定は困難
  2. 相手方の10:90譲歩は譲歩線として現実的
  3. 代車費用は1ヶ月程度が認容の目安
  4. 弁護士費用特約があれば訴訟もリスクなし
  5. 最終判断は「金銭」より「お気持ち」

同じ立場の方へ

「明らかに相手方が悪い被害事故なのに、なぜ自分にも過失が?」と納得できないお気持ちは当然です。客観的な映像証拠がない場合、訴訟でも0:100を勝ち取るのは厳しいのが実務の現実。一方で、弁護士費用特約があれば訴訟でも自己負担ゼロで挑戦可能です。最終判断は、金銭的損益より「納得感」で決められる方が後悔が少ない選択です。

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監修:松本 洋明 弁護士(弁護士法人ブライト パートナー弁護士)
弁護士歴15年(63期)・元損保側代理人・年間100件超の交通事故案件を担当。重度後遺障害事案、外国籍被害者対応、素因減額の争い、個人事業主の収入立証など複雑事案に多数の実績。本件もブライトの実際の解決事例(守秘のため一部を匿名化)。
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  • この記事を書いた人

代表弁護士:和氣 良浩

弁護士法人ブライト代表弁護士: 2006年に独立開業してから交通事故被害の回復に努めてきました。これまで1000件を超える交通事故を解決して参りましたが、被害者が低い賠償金で納得させられているケースをたくさん見てきました。 一人でも多くの被害者が適切な補償を受けられるように情報発信を行っています。

本記事は、一般的な情報の提供を目的とするものであり、個別案件に関する法的助言を目的とするものではありません。また、情報の正確性、完全性及び適時性を法的に保証するものではありません。
なお、本記事の内容に関する個別の質問や意見などにつきましては、ご対応できかねます。ただし、当該記事の内容に関連して、当事務所へのご相談又はご依頼を具体的に検討されている場合には、この限りではありません。

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交通事故担当弁護士

  • 代表弁護士 和氣良浩

    代表弁護士 和氣良浩
             

事務所概要

事務所名 弁護士法人 ブライト(大阪弁護士会所属)
開 業 平成21年(代表弁護士独立開業)
設 立 平成24年11月設立、平成27年1月に法人化
所在地 〒530-0057 大阪府大阪市北区曽根崎2丁目6番6号 コウヅキキャピタルウエスト12階
TEL 0120-931-501(受付時間9:00~18:00)
FAX 06-6366-8771
事業内容 法人向け(法律顧問・顧問サービス、経営権紛争、M&A・事業承継、私的整理・破産・民事再生等、契約交渉・契約書作成等、売掛金等の債権保全・回収、経営相談、訴訟等の裁判手続対応、従業員等に関する対応、IT関連のご相談、不動産を巡るトラブルなど)、個人向け(交通事故・労災事故を中心とした損害賠償請求事件、債務整理・破産・再生等、相続、離婚・財産分与等、財産管理等に関する対応、不動産の明渡し等を巡る問題など)

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