このページは、交通事故/高次脳機能障害の認定基準と慰謝料について、死亡事故・労災死亡事案の遺族支援を多数取り扱う弁護士法人ブライト(代表:和氣良浩弁護士)が、相続実務とリンクさせて整理した解説記事です。
📝 この記事の3秒結論
- 高次脳機能障害は脳画像・神経心理学的検査・生活実態の三位一体評価
- 等級は1級(要介護)〜9級(軽微)まで広範
- 認定の決め手は神経心理学的検査と日常生活評価
死亡事故・労災事故のご遺族からのご相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
高次脳機能障害とは
高次脳機能障害は、交通事故等で脳を損傷した結果生じる、(1)注意障害、(2)記憶障害、(3)遂行機能障害、(4)社会的行動障害、等の機能障害です。外見上は「普通に見える」ことが多く、認定が極めて困難な領域。
主な症状:(1)集中力低下、(2)新しいことが覚えられない、(3)計画的に物事を進められない、(4)感情のコントロール困難、(5)易怒性・無気力、(6)社会的なコミュニケーション困難。
認定の3要件(自賠責基準)
自賠責保険の高次脳機能障害認定3要件:
(1) 脳の器質的損傷の存在:CT・MRI等の画像で脳挫傷・びまん性軸索損傷・脳出血等を確認
(2) 意識障害の存在:受傷直後の意識障害(GCS・JCSで一定基準以上)
(3) 症状の存在:神経心理学的検査と日常生活評価で機能障害を客観化
後遺障害等級
(1) 1級1号:常時介護を要する(高度の認知機能障害)
(2) 2級1号:随時介護を要する
(3) 3級3号:終身労務に服することができない
(4) 5級2号:特に軽易な労務以外服することができない
(5) 7級4号:軽易な労務以外服することができない
(6) 9級10号:通常の労務に服することができるが社会通念上多少の障害を残す
神経心理学的検査の重要性
機能障害を客観化する神経心理学的検査:
(1) WAIS-IV(成人知能検査):全検査IQ・言語性IQ・動作性IQ
(2) WMS-R(記憶検査):言語性記憶・視覚性記憶・遅延再生
(3) BADS(遂行機能評価):実行機能・問題解決能力
(4) FAB(前頭葉機能検査)
(5) TMT-A/B(注意機能検査)
(6) RBMT(日常記憶検査)
これらの検査で「事故前との明らかな低下」「同年代平均より顕著な低下」を立証することが認定の鍵です。
死亡事故・労災事故のご遺族からのご相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
日常生活状況報告書
家族の観察に基づく「日常生活状況報告書」が認定の重要証拠:
(1) 食事・排泄・入浴等の基本的ADL
(2) 服薬管理・金銭管理・交通機関利用等のIADL
(3) 就労状況の変化(事故前後比較)
(4) 対人関係・社会活動の変化
(5) 感情・行動の変化(怒りやすい・無気力等)
(6) 具体的エピソード(鍵を忘れた・約束を忘れた等)
慰謝料・逸失利益・将来介護費
1級認定の場合の総額試算(30歳男性・年収500万円):
(1) 後遺障害慰謝料:2,800万円
(2) 近親者慰謝料:500〜1,000万円
(3) 逸失利益:500万×100%×ライプニッツ係数37年≒1.02億円
(4) 将来介護費(職業介護日額1.5万円):1.4億円
(5) 住宅改造・装具費:500万円
合計:約2.7億円規模
これらを赤本基準満額で確保するには、画像・神経心理・日常生活の三位一体評価が必要。
死亡事故・労災事故のご遺族からのご相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
ブライトの高次脳機能障害対応
弁護士法人ブライトは、高次脳機能障害事案で(1)受傷直後からの脳画像撮影アドバイス、(2)神経心理学的検査の専門医依頼、(3)日常生活状況報告書の作成支援、(4)後遺障害認定戦略、(5)1級〜3級での1〜3億円規模の賠償実現、(6)介護家族の慰謝料請求、を一括サポートします。
同じテーマの関連記事
監修:和氣 良浩 弁護士(弁護士法人ブライト 代表弁護士・登録番号30856)
死亡事故・労災死亡のご遺族支援を多数担当。「賠償請求権の相続」「相続放棄との関係」「労災遺族年金の損益相殺」「海外在住相続人の対応」など、賠償交渉と相続実務(戸籍調査・遺産分割・遺言)を一人の弁護士で完結できる体制でご家族をお支えしています。
▶ ご相談・お問い合わせ
死亡事故・労災事故のご遺族からのご相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)




