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遺族給付(遺族補償給付)

読み方
いぞくきゅうふ(いぞくほしょうきゅうふ)

遺族給付(遺族補償給付)とは

遺族給付(遺族補償給付)とは、労働者が業務上の事由または通勤により死亡した場合に、その遺族に対して労災保険から支給される給付です。

笹野皓平 弁護士

この記事の監修者

笹野 皓平(ささの こうへい)

弁護士法人ブライト|労災事故部統括/パートナー弁護士

弁護士歴15年以上(2011年登録)/大阪弁護士会/京都大学法学部卒・立命館法科大学院修了

専門:労災事故・交通事故・会社関係争訟・M&A・事業再生

業務災害の場合は「遺族補償給付」、通勤災害の場合は「遺族給付」と呼ばれます。遺族の生活を保障することを目的とし、「遺族(補償)年金」と「遺族(補償)一時金」の2種類があります。

遺族(補償)年金

遺族(補償)年金は、労働者の死亡当時にその収入によって生計を維持していた配偶者・子・父母・孫・祖父母・兄弟姉妹に支給されます。妻以外の遺族については、一定の年齢または障害の要件があります。

年金額は遺族の人数に応じて、給付基礎日額の153日分から245日分が支給されます。このほか、遺族特別支給金として300万円が一時金で支給されます。

遺族(補償)一時金

遺族(補償)年金を受け取ることができる遺族がまったくいない場合には、給付基礎日額の1,000日分の遺族(補償)一時金が支給されます(年金受給者が失権した場合の差額一時金は、1,000日分からすでに支給された年金の合計額を差し引いた額となります)。

会社への損害賠償請求との関係

遺族給付は、死亡した労働者の遺族の損害すべてをカバーするものではありません。慰謝料は労災保険からは一切支給されないため、会社に安全配慮義務違反がある場合には、労災保険とは別に会社へ損害賠償請求できる可能性があります。死亡労災では賠償額が数千万円から1億円を超えることもあり、弁護士への早期相談が重要です。

労災の損害賠償請求について詳しくは、重篤な労働災害の損害賠償請求もあわせてご覧ください。

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