このページは、ご本人の物語/後期高齢者男性が散歩中に4トン冷凍車と正面衝突の実例を、賠償金の数字よりも「解決までの経緯」「ブライトの戦略」「ご本人・ご家族の道のり」を中心に記録したものです(守秘のため一部を匿名化しています)。
📝 この記事の3秒結論
- 正面衝突で4m飛ばされた事故、複数部位損傷の因果関係を一つずつ立証
- 実況見分調書「サイドミラー接触」記載と本人主張「正面衝突」の乖離への対応
- 高齢被害者の請求は「適正額」と「被害者感情」のバランスが鍵
- 14級認定を目指して骨盤骨折の神経症状に主張を絞る戦略
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事故の概要
後期高齢者男性のJ様は、元建築補修材販売業(特許保有)の方で、現役引退後も散歩を日課にされていました。ある日、いつもの散歩中に4トン冷凍車と正面衝突。4メートル飛ばされて路面強打という凄惨な事故に遭われました。
受傷内容は極めて広範囲:
- 骨盤骨折
- 顔面骨折
- 眼球損傷(レーザー治療を要した)
- 歯6本折損
- 耳鳴り(持続性)
- 両膝関節障害 → 人工関節置換術
- 性機能停止
- 尿漏れ
- 足爪破損
ブライトへのご相談と論点
J様ご本人とご家族からのご相談は次の論点を含んでいました。
- 複数部位損傷の因果関係否認:相手方は眼・耳鳴り・両膝人工関節等を「事故と無関係」と主張
- 実況見分調書の不正確さ:調書には「サイドミラー接触」と記載されているが、J様は「正面衝突」と主張
- 依頼者の高額要求:当初2億円・1億円等の請求額を希望
実況見分調書「サイドミラー接触」vs本人「正面衝突」
事故調書と本人主張の乖離は、過失割合・損害賠償の根本に関わる重大論点です。ブライトでは:
- 事故現場の防犯カメラ・目撃者を改めて調査
- 受傷部位の医学的所見から「正面衝突」を裏付ける痕跡(顔面・前胸部の打撲痕)を立証
- 4m飛ばされた事実は「サイドミラー接触」では説明できないと医工学的に主張
- 警察への調書修正申入れと、民事訴訟での主張立証の二段構え
複数部位損傷の因果関係立証
事故と各損傷の因果関係を一つひとつ立証する作業を進めました。
| 損傷 | 立証戦略 |
| 骨盤骨折 | 受傷直後CT・整形外科記録で明確 |
| 顔面骨折 | 同上 |
| 眼球損傷 | 事故直後の視力検査・眼科レーザー治療記録 |
| 歯6本折損 | 歯科診療記録・受傷部位の整合性 |
| 耳鳴り | 事故後すぐに耳鼻科受診、聴力検査 |
| 両膝人工関節 | 事故前のMRI画像(あれば)と事故後の悪化を比較 |
| 性機能停止 | 骨盤骨折由来の神経損傷で医学的説明 |
| 尿漏れ | 骨盤骨折の典型的な合併症 |
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依頼者感情と適正請求額のバランス
J様ご本人とご家族からは「2億円」「1億円」という強い請求希望がありました。これは事故の重大性を考えれば理解できる感情ですが、裁判基準で立証可能な金額とは別問題です。
ブライトでは:
- 裁判基準による試算(数千万円規模が現実的)を率直に提示
- 過大な請求は訴訟費用増大・棄却リスクが高いことを説明
- ご家族と一緒に「現実的だが最大化された請求額」を合意形成
被害者感情に寄り添いつつ、訴訟戦略として現実的な落としどころを共有することが重要です。
14級認定を骨盤骨折神経症状に絞る
後遺障害認定は、複数部位を欲張ると「総合判断」で低く出ることがあります。本件では戦略的に:
- 骨盤骨折の神経症状(足の痺れ・歩行困難)に主張を絞り14級認定狙い
- 他部位(眼・耳鳴り・性機能等)は損害賠償項目として個別請求
- 異議申立てで上位等級も視野
高齢被害者特有の論点
後期高齢者の事故では:
- 逸失利益は通常少額(年金収入ベース)
- 家事従事性を主張できれば主婦休損相当の請求可能
- 慰謝料は重症であっても基準内
- 事故と既往症の区別が難しいケース多発
- ご家族の介護費用が大きな項目に
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進行中
本件は異議申立てと因果関係立証の準備を進めている段階。複数の医療機関の協力を得て医学的立証を厚くし、適正かつ最大化された賠償の獲得を目指しています。
同じ立場の方・ご家族へ
高齢の方が重大事故に遭われた場合、複数部位損傷の因果関係立証が大きな論点になります。「事故前から悪かった」と相手方に言わせないためには、事故直後の医療記録の積み上げが重要です。被害者感情に寄り添いつつ、現実的な訴訟戦略を組み立てる弁護士をお選びください。
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監修:松本 洋明 弁護士(弁護士法人ブライト パートナー弁護士)
弁護士歴15年(63期)・元損保側代理人・年間100件超の交通事故案件を担当。重度後遺障害事案、外国籍被害者対応、素因減額の争い、個人事業主の収入立証など複雑事案に多数の実績。本件もブライトの実際の解決事例(守秘のため一部を匿名化)。
▶ プロフィール詳細
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