このページは、ご家族の物語/小学生女児の自転車が私道から飛び出し四輪車と接触の実例を、賠償金の数字よりも「解決までの経緯」「ブライトの戦略」「ご本人・ご家族の道のり」を中心に記録したものです(守秘のため一部を匿名化しています)。
📝 この記事の3秒結論
- 「自転車路外進入vs道路走行車」は判タ【300】図で過失基本40:60
- 児童(小学生以下)の過失修正▲10%で当方30:70まで引下げ可能
- 直前進入認定の有無で当方40:60か30:70かが分かれる
- 弁特は親の契約でも子(被害者)の事故に使える(家族特約)
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
事故の概要
ある日、小学生のお嬢様が自転車に乗って私道(自宅の前の細い道)を走っていました。私道から道路に出る場面で、左右確認が不十分なまま道路に進入したところ、直進中の四輪車(相手方)と接触。前タイヤではなくペダル下・後部が車両とガードレールの間に挟まる形となりました。
受傷内容は右手関節捻挫・右膝打撲・外傷性頚部捻挫。お嬢様は事故後しばらく自転車に乗ることが怖くなってしまったとのことでした。
お母様からのご相談
お母様A様は、相手方任意保険会社からの過失割合提示が高く、納得いかないとのご相談でした。お母様の自動車保険には弁護士費用特約(家族特約)が付いており、家族(お嬢様)の事故にも使えるためブライトに正式にご相談いただきました。
判例タイムズ【300】図の基本:自転車40:四輪60
「自転車が路外(私道・敷地等)から道路に進入する際、道路走行中の四輪車と接触した」事案については、判例タイムズに図【300】として基本過失割合が示されています。
| 過失割合 | 自転車:四輪車 |
| 基本 | 40:60 |
つまり、何の修正もなければ自転車側に40%の過失があるという基準です。
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
児童修正▲10%の運用
判タ【300】には複数の修正要素があり、本件のように「児童(小学生以下)」の場合は▲10%の修正が適用されます。
これにより、本件の修正後の過失割合は:
- 修正後:自転車30:四輪70
- さらに「直前進入」認定なら自転車40:四輪60
直前進入の判断
「直前進入」とは、相手方が回避不可能なタイミングで自転車が飛び出してくる状況です。本件は微妙なケースで、ブライトは:
- 直前進入とまで言えなければ、当方30%を主張
- 直前進入認定の場合は、当方40%が上限
- 示談交渉は30:70スタートで進める方針
と整理しました。
依頼者への正直な見通し説明
ブライトでは、「裁判所基準でも当方過失20%以下にするのは困難」と正直に依頼者にお伝えしています。過剰な期待を持たせず、現実的な落としどころをご家族と共有することで、長期化しても納得感のある解決を実現できます。
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
保険会社間交渉40:60→引上げ目標
当初の保険会社間交渉では40:60の和解案が提示されていましたが、ブライト介入後は判タ【300】+児童修正の主張で30:70に引上げを目指しました。本件は和解進行中の段階です。
お子様の自転車事故で気をつけるポイント
- 自転車側の過失が「ゼロ」になることはほぼない(路外進入・信号無視・無灯火等で必ず一定の過失あり)
- 児童修正・幼児修正は判タの明文があるので必ず主張
- 親の自動車保険の弁護士費用特約は家族特約として子の事故にも使えるのが一般的
- 自転車事故は治療継続の判断(症状固定時期)が大人と異なる場合あり
同じ立場のご家族へ
お子様の自転車事故は、過失割合と治療の長期化で長引くことが多い事案です。親の自動車保険の弁護士費用特約(家族特約)を活用すれば、自己負担なしで弁護士介入できます。判例タイムズの基本ルール+児童修正+直前進入の有無を整理して、納得のいく示談を目指しましょう。
同じテーマの関連記事
監修:松本 洋明 弁護士(弁護士法人ブライト パートナー弁護士)
弁護士歴15年(63期)・元損保側代理人・年間100件超の交通事故案件を担当。重度後遺障害事案、外国籍被害者対応、素因減額の争い、個人事業主の収入立証など複雑事案に多数の実績。本件もブライトの実際の解決事例(守秘のため一部を匿名化)。
▶ プロフィール詳細
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)




