このページは、ご本人の物語/呼吸器障害1級・脳梗塞3級の重度障害者が自転車走行中に四輪車と接触の実例を、賠償金の数字よりも「解決までの経緯」「ブライトの戦略」「ご本人・ご家族の道のり」を中心に記録したものです(守秘のため一部を匿名化しています)。
📝 この記事の3秒結論
- 既往の重度障害者でも、事故による「悪化分」は損害賠償請求可能
- 事故後の派生疾患(糖尿病等)も活動量低下との因果関係で請求可能
- 「弁特が使えない」という保険会社・代理店の誤案内を鵜呑みにしない
- 成功報酬26.4%委任契約+異議申立不要時は11万円相当の柔軟設計
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
事故の概要
O様は次の重度障害をお持ちの方でした。
- 呼吸器障害1級(酸素ボンベ携帯生活)
- 脳梗塞による左上肢下肢障害3級
- 精神障害2級
- 高次脳機能障害
事故当日も、酸素ボンベを附帯した状態で自転車に乗って府道(歩道幅2m)を走行していました。信号のない交差点で、一時停止せず徐行で進入してきた四輪車(AIG損保契約)が、O様の自転車左側に接触し、O様は救急搬送されました。
受傷と事故後の派生疾患
事故での受傷は頚椎捻挫・肩肘膝打撲。事故後はO様は車椅子使用となり、活動量が大幅に低下。さらに事故後6か月で糖尿病を新発症、体重も10kg以上増加するなど、健康状態が悪化していきました。
顧問先からの紹介
O様は、ブライトの顧問先からのご紹介でご相談に至りました。当初、保険代理店から「被害者の場合は弁護士費用特約が使えない」と案内されていましたが、これは「被害者と加害者の聞き間違い」と判明。実際は弁特が使える状況でした。
「弁特が使えないと言われた」というご相談は意外と多いのですが、保険会社・代理店側のミスや勘違いも珍しくありません。鵜呑みにせず、契約証券で要件を確認することが大切です。
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
既往障害の「悪化分」の立証
本件の最大の論点は、「既存の重度障害がある人に、事故が与えた追加損害をどう評価するか」でした。事故前のO様は、酸素ボンベ携帯で自転車走行できる程度の活動性がありましたが、事故後は車椅子生活に。この差分が「事故による悪化分」です。
ブライトは:
- 事故前の生活状況(自転車走行・買い物等)を陳述書化
- 主治医からの意見書で「事故が車椅子化のトリガー」を立証
- 事故前後の介護度・要支援度の変化を福祉関係資料で証拠化
糖尿病など派生疾患の因果関係
事故後6か月で発症した糖尿病については、相手方が「事故と無関係な体質」と主張する可能性が高いところでした。ブライトは:
- 事故前は糖尿病の既往なし(健康診断記録で立証)
- 事故により活動量激減 → 体重10kg以上増加 → 糖尿病発症という時系列の整合性
- 主治医・内科医の意見書で「事故起因の活動量低下が糖尿病発症に寄与」と立証
派生疾患の因果関係立証はハードルが高いですが、医学的に説明可能な経路を示すことで請求の余地が出ます。
柔軟な費用設計(成功報酬26.4%)
本件は事案の特殊性と長期化が予想されるため、成功報酬26.4%の委任契約を設計。後遺障害の異議申立てが不要と判断した場合は11万円相当の処理費という柔軟な料金体系で、依頼者の費用リスクを抑えました。
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
保険会社・代理店の「誤案内」に注意
本件の重要な学びは「弁特が使えない」という保険会社・代理店の案内が間違っていたことです。よくある誤案内パターン:
- 「被害者は弁特使えない」← 多くは使える(家族特約含む)
- 「過失があると弁特使えない」← 一定の過失があっても通常使える
- 「物損だけだと弁特使えない」← 物損のみでも使える
- 「弁護士の指定があるから使えない」← 代理店指定弁護士でなく自分で選んでよい
必ず契約証券の特約条項を直接確認するか、別の弁護士にセカンドオピニオンを取りましょう。
同じ立場の方へ
既往の重度障害がある方も、事故被害者として正当な賠償を受ける権利があります。「もう障害があるから賠償は少ない」と諦める必要はありません。事故前後の生活状況の差分を立証することで、事故による悪化分・派生疾患を含めた請求が可能です。「弁特が使えない」と言われても鵜呑みにせず、必ずセカンドオピニオンを取ってください。
同じテーマの関連記事
監修:松本 洋明 弁護士(弁護士法人ブライト パートナー弁護士)
弁護士歴15年(63期)・元損保側代理人・年間100件超の交通事故案件を担当。重度後遺障害事案、外国籍被害者対応、素因減額の争い、個人事業主の収入立証など複雑事案に多数の実績。本件もブライトの実際の解決事例(守秘のため一部を匿名化)。
▶ プロフィール詳細
お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00~18:00となっております、それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)




