このページは、ご依頼者の物語/車両保険全損活用の実例を、賠償金の数字よりも「解決までの経緯」「ブライトの戦略」を中心に記録したものです(本記事は複数の解決事案を再構成した解説記事です。登場人物の属性・金額・事故場所等は実際の事案と異なります)。
📝 この記事の3秒結論
- 全損時の車両保険は免責が適用されず満額支払い可能
- 等級ダウン後の3年間保険料差額は約15万円が目安
- 保険使用しても対人・対物の賠償額がカバーできるなら使用メリット大
- 代車費用・買替諸費用は相手保へ別途請求(弁護士介入で増額余地)
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事故の概要

ご依頼者は事故発生時、停車中(赤信号)に後方から追突される被害事故に遭われました。過失割合は0:100。ホンダ フィットが大破し、相手方任意保険会社(自身の任意保険)から「全損」認定。修理見積もりが車両時価額を超過する見込みのため、修理せず買い替える方針となりました。
レッカー費用については相手方保険会社(弁護士費用特約付き)が支払い済み。物損関連の請求項目は以下の通り:
- 車両時価額(中古車市場調査で3台平均41.2万円)
- 代車費用(買替までの期間)
- 買替諸費用(登録費用・車検整備費用等)
ブライトへのご相談
ご依頼者は受任のきっかけとなるお問い合わせ時、ブライトへご相談。「相手方任意保険会社から車両保険を使うか聞かれているが、保険料が上がるのも嫌だし、どう判断すべきか分からない」とのお悩みでした。
ステップ1:車両保険50万円の使用判断
相手方任意保険会社の車両保険規定を確認したところ、以下の構造でした:
- 車両付保額:45万円
- 全損時臨時費用:5万円
- 合計50万円を支払い可能
- 免責額は全損の場合は適用されず、満額支払い
修理して乗り続ける場合(保険会社が車両を回収しない場合)でも、全損認定であれば50万円満額が支払われると確認。
ステップ2:等級3ダウンによる保険料増加の試算
車両保険を使用すると、現在の7等級から4等級へダウン。3年間の保険料差額は約15万円と試算されました(相手方任意保険会社担当・担当者より直接説明)。
ブライトの判断軸:
- 車両保険50万円を受け取れる
- 3年間で保険料が15万円増える
- 差し引き約35万円のプラス(50万円−15万円)
- 相手方への対人・対物の賠償も別途回収可能
結論:車両保険を使用するメリットが大きいとご案内し、ご依頼者も合意されました。
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ステップ3:請求項目の2系統整理
請求項目を「相手方任意保険会社(自身の保険)→ 相手方保険」と「ブライト(弁護士) → 相手方保険」の2系統に整理:
- 相手方任意保険会社ルート:車両時価額の請求(過失分)→ 相手方へ求償(ブライトは基本関与しない)
- ブライトルート:代車費用、買替諸費用、(過失割合)→ 相手方へ請求
この役割分担により、相手方任意保険会社は車両自体の対応に専念、ブライトは付随費用と過失交渉に注力できる体制になります。
ステップ4:代車費用の請求と早期返却の設計
代車費用について、相手方保険から「概ね1ヶ月程度が認められる期間の目安」との回答。ご依頼者には以下の設計をご案内:
- 新しい車の手配(再購入)を早めに進める
- 代車の返却を早期化することで、自己負担リスクを抑制
- 代車費用の請求書画像を後日ブライトに送付
代車費用が長期化すると、相手保が「過剰請求」と判断するリスクがあるため、買替の意思決定を早めることが重要です。
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ステップ5:買替諸費用の項目整理
新車購入時の買替諸費用として以下の項目を相手方に請求します:
- 登録費用(移転登録・新規登録)
- 車庫証明取得費用
- 納車費用
- リサイクル料金(一部)
- 自動車取得税相当額
新車購入が決まり次第、注文書の写しをブライトへ送付いただき、各項目を精査して請求します。
物損解決の見通し
後日時点で:
- 車両保険50万円の支払い手続きを相手方任意保険会社が進行中
- レッカー費用は相手方が支払い済み
- 代車費用・買替諸費用は買替時期に応じて請求
- 過失割合(0:100)の合意は完了
物損部分は初夏の時期を目処に概ね解決の見通しです。
車両保険使用判断のポイント
- 全損なら免責適用なし・満額支払い
- 3年間の保険料差額(約15万円)を試算する
- 差額より受取額が大きければ使用メリットあり
- 代車費用・買替諸費用は相手保へ別途請求
- ブライトは付随費用と過失交渉に注力
同じ立場の方へ
追突被害で自分の車が全損になった場合、「車両保険を使うか・使わないか」は損益計算で判断すべきです。等級ダウンによる3年間の保険料増加と受取保険金を比較し、メリットがあれば使用するのが合理的。代車費用・買替諸費用といった付随費用は弁護士が相手保と交渉することで増額余地があります。物損だけでも弁護士相談される価値は十分あります。
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監修:松本 洋明 弁護士(弁護士法人ブライト パートナー弁護士)
弁護士歴16年(63期)・元損保側代理人・年間100件超の交通事故案件を担当。重度後遺障害事案、外国籍被害者対応、素因減額の争い、個人事業主の収入立証など複雑事案に多数の実績。本件は複数の解決事案を再構成した解説記事であり、登場人物・金額等は実際の事案と異なります。
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