お問い合わせ、相談は無料です
(※お電話での受付は平日9:00〜18:00となっております。それ以外の時間はメールやLINEでのお問い合わせをお願いします。)
📚 解決事例 全集(30件超を一覧)はこちら
判決8,400万円・総額3億円規模試算・和解1億円・月額3万円分割回収など、ペルソナ別/カテゴリ別に整理
この記事でわかること
交通事故で手をついた後、手首の痛みが続いているのに「捻挫でしょう」の一言で終わらせられた――そんな経験をお持ちの方はいませんか。
今回ご紹介する解決事例は、「手関節捻挫」と診断されていたが実際にはTFCC損傷だったというケースです。弁護士が医学的観点から誤診を丁寧に立証し、後遺障害等級12級を獲得しました。
この記事では、事故の状況・被害者が抱えていた不安・弁護士が行った対応・最終的な結果までを、できる限りわかりやすく解説します。手首に違和感を感じながら「大したことない」と言われ続けている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
事件概要
事故の状況
30代女性の依頼者は、原動機付き自転車で交差点を直進中、対向車が突然右折してきたために衝突・転倒しました。咄嗟に手をつく形になり、その場では手首の痛みを感じたものの、救急搬送先の病院で「手関節捻挫」と診断されました。
捻挫という診断を受けた依頼者は「そのうち治るだろう」と信じて通院を続けましたが、何週間経っても手首の痛みと不安定感は改善されませんでした。手首をひねる動作(回内・回外動作)をするたびに強い痛みが走り、日常生活にも支障が出始めていました。
傷病名
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)
後遺障害等級
12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)
TFCC損傷とは?捻挫と混同されやすい理由
TFCC(三角線維軟骨複合体)とは、手首の小指側にある軟骨・靱帯・腱の複合組織です。手首の安定性を保つ重要な組織であり、転倒した際に手をついたり、強くひねる力が加わった場合に損傷しやすい部位です。
TFCC損傷が「捻挫」と誤診されやすい最大の理由は、通常のX線(レントゲン)では骨折が見当たらないため、捻挫として処理されてしまいやすいことにあります。TFCC損傷の診断には、MRI検査や関節鏡検査が有効とされています。しかし、初診の救急外来や整形外科では、MRIまで撮影されないことも珍しくなく、「骨は折れていないから捻挫ですね」という形で診察が終わってしまうケースが多いのが現実です。
また、TFCC損傷は自覚症状として「なんとなく手首が不安定」「力が入りにくい」「ひねると痛い」といった訴えになりやすく、被害者自身も「大げさに言っていると思われるかも」と遠慮してしまうことがあります。こうした背景が重なって、適切な診断・治療が受けられないままになるケースが後を絶ちません。
「捻挫と言われたけど、手首の痛みが取れない」
その違和感を、弁護士に話してみませんか。相談は無料です。
被害者が抱えていた不安と苦しさ
依頼者がご相談にいらした当初、最も強くおっしゃっていたのは「誰にも信じてもらえない感覚」でした。
主治医には「捻挫は時間がかかります」と言われ続け、保険会社からは「症状固定の時期ではないですか」と暗にほのめかされ、職場でも「もう治ったんじゃないの」と言われる。それでも手首は痛い。毎日の生活の中で痛みと戦いながら、「自分が大げさなだけなのかもしれない」と自分を責めてしまっていたとのことでした。
交通事故の後遺症は、目に見えない・数値化しにくいという特性から、周囲に理解されにくいという現実があります。特にTFCC損傷のような軟部組織の損傷は、レントゲンに写らないため「客観的な証拠がない」と判断されやすく、被害者の方が孤立無援のまま保険交渉を進めざるを得ない状況に陥ることが少なくありません。
弁護士が行った対応:誤診の立証プロセス
ステップ1:医療記録の精査と問題点の洗い出し
相談を受けた弁護士がまず取り組んだのは、初診からのすべての医療記録・診断書・検査結果の精査でした。確認の結果、事故直後に適切なMRI検査が行われておらず、TFCC損傷を見逃す可能性が高い状態で「捻挫」の診断が確定されていたことが明らかになりました。
ステップ2:専門的検査の受診を提案・サポート
弁護士は依頼者に対し、手関節専門医による再診とMRI検査の受診を提案しました。手首・手関節の専門家によるMRI撮影・関節鏡所見の確認により、TFCC損傷の存在が医学的に裏付けられました。これが、後遺障害申請において極めて重要な証拠となりました。
ステップ3:後遺障害申請のための医証整備
MRI所見・専門医の診断書・受傷機転の説明資料を整えたうえで、被害者請求(自賠責保険への直接請求)の方式で後遺障害申請を行いました。保険会社任せにせず、弁護士が主導して証拠書類を構成することで、審査機関に正確な情報を届けることができます。
ステップ4:後遺障害等級12級の認定
審査の結果、後遺障害等級12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)が認定されました。「捻挫」のままでは後遺障害が認定されない可能性が高く、弁護士による誤診の立証が等級獲得の決め手となりました。
「後遺障害の申請、自分でできるか不安」
弁護士が証拠収集から申請まで、一緒に進めます。
後遺障害12級が認定されると何が変わるのか
後遺障害等級が認定されると、「後遺障害慰謝料」と「逸失利益」を請求できるようになります。等級なしの場合と比較して、受け取れる賠償額は大きく変わります。
後遺障害12級の場合、弁護士基準(裁判基準)における後遺障害慰謝料は約290万円が目安とされます。これに加えて、収入や年齢に応じた逸失利益が上乗せされるため、最終的な賠償総額は大幅に増額される可能性があります。
一方、後遺障害が認定されなければ、治療費・慰謝料のみの補償にとどまり、「一生残る可能性のある機能障害」への補償が受けられないことになります。診断名が正しく記録されているかどうかが、補償額に直結するのです。
詳しくは、こちらの記事もご参照ください。
👉 後遺障害慰謝料の弁護士基準(裁判基準)とは?自賠責・任意保険との違いを解説
「等級が取れるかどうか、まず相談だけしたい」
着手金0円・完全成功報酬。まず話を聞かせてください。
同じ状況かもしれないと感じたら:セルフチェックリスト
以下の項目に複数当てはまる方は、TFCC損傷が見逃されている可能性があります。
- 交通事故後、手をついて受傷した
- 手首の小指側(尺骨側)に痛みや違和感がある
- 手首をひねる動作(ドアノブを回す、タオルを絞るなど)で痛みが出る
- レントゲンでは異常なしと言われたが、痛みが続いている
- 「捻挫」と診断されたが、MRIは撮っていない
- 保険会社から早期に症状固定を求められている
- 後遺障害申請を検討しているが、医師に断られた
一つでも当てはまる方は、症状が固定されてしまう前に、一度弁護士にご相談ください。症状固定後では取れる手段が限られてしまいます。
また、後遺障害申請の方法や流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉 後遺障害申請の方法|被害者請求と事前認定の違いを弁護士が解説
「症状固定を急かされている」「MRIを撮っていない」
今すぐ弁護士に状況を確認してもらってください。
弁護士に依頼するメリット:この事例から学べること
この事例が示しているのは、「最初の診断名がすべてではない」という事実です。
医師の診断は、診察時の検査内容・問診の深さ・専門性によって大きく左右されます。初診で「捻挫」と言われたとしても、それが絶対的な事実ではなく、後から適切な専門的検査を受けることで覆ることがあるのです。
弁護士が関与することで、以下のようなサポートが受けられます。
- 医療記録の精査:見落とされている所見・検査の不足がないかを確認
- 専門医への受診誘導:より適切な診断を受けるための助言
- 被害者請求の主導:保険会社任せにせず、有利な証拠で申請
- 保険会社との交渉:等級認定後の示談交渉も一貫して対応
- 異議申立て対応:万一等級が認定されなかった場合の再申請
弁護士法人ブライトは着手金0円・完全成功報酬制を採用しています。費用の不安なく相談できますので、「まず話だけ」でも構いません。
なお、弁護士費用特約(弁護士費用保険)が付いている方は、実質的に自己負担なしで弁護士に依頼できるケースが多くあります。ご自身の保険証書をご確認ください。
👉 弁護士費用特約とは?使い方・適用範囲・注意点をわかりやすく解説
「弁護士費用特約があるか確認したい」「費用が心配」
まず無料でご相談ください。費用のご説明も丁寧に行います。
まとめ:「捻挫」の一言で諦めないでください
交通事故後の手首の痛みが続いているにもかかわらず「捻挫です」と言われたまま放置されているなら、それは適切な対応が受けられていない可能性があります。
今回の解決事例では、弁護士が医療記録を精査し、専門的な再検査を提案することでTFCC損傷を立証し、後遺障害12級を獲得しました。これにより、依頼者は正当な補償を受ける権利を守ることができました。
「自分の症状は大したことないのかもしれない」と思っている方ほど、一度専門家に話してみてください。被害者の権利は、黙っていては守られません。弁護士法人ブライトは、あなたの権利を最大化するために動きます。
相談・問い合わせは完全無料です。
手首の痛みが続いているなら、今すぐご連絡ください。
監修者情報
松本 洋明(まつもと ひろあき)
弁護士法人ブライト 代表弁護士
弁護士登録:2010年(修習63期)/弁護士歴16年
交通事故専門チームを率い、後遺障害認定・示談交渉・訴訟まで一貫対応。
着手金0円・完全成功報酬制で、全国の交通事故被害者をサポートしている。
- 【高級輸入車事故事例】駐車場停車中に外車と接触被害|修理費450万円+評価損135万円の主張で解決を目指した事例
- 【ご家族の物語】ひき逃げ被害に遭われたご家族|借用車・弁護士費用特約なしの状況下での人身傷害保険活用と政府保障事業
- 【ご本人の物語】一人親方(個人事業主)の交通事故で高次脳機能障害|労災12級認定からの異議申立て・基礎収入立証の実例
- アルファードで追突された方へ|評価損・代車・ご家族全員の弁護士費用特約
- 追突事故の過失割合0対100を弁護士が解説|プリクラッシュセーフティ作動でも過失なし
- 高次脳機能障害で後遺障害1級を獲得・2億円の賠償実現|介護施設探しまで全面サポートした解決事例
- むち打ち(頸椎捻挫)で後遺障害14級認定・賠償金300万円獲得|異議申し立て成功事例
- 被害者死亡事故、弁護士が無過失を立証したケース
- 手関節骨折で後遺障害14級から12級へ異議申し立てを行ったケース
- 高次脳機能障害、大腿骨遠位端骨折で後遺障害が併合して4級認定された事例




