Amazon規約・法律トラブルは弁護士に相談
企業法務弁護士がAmazonセラーの法的リスクをサポートします。
📞 0120-929-739(みんなの法務部)
🟢 無料相談はこちら
Amazonの利用規約は200ページ以上。知らずに違反してアカウント停止になるケースが急増しています。
Amazonの利用規約体系:どれを読めばいいのか
Amazonには複数の規約文書が存在し、それぞれが異なる行動を規律しています。セラーとして活動するにあたっては、以下の4つの文書が特に重要です。
Business Solutions Agreement(BSA)
BSA(ビジネスソリューション契約)は、Amazonセラーとしての基本契約です。出品者登録時に同意するこの契約書には、アカウントの管理義務、支払い条件、紛争解決手続きなどが規定されています。アカウント停止・凍結の多くはBSA違反に起因するため、最優先で理解すべき文書です。特に第3条(セラーの義務)と第18条(解除条件)は必読です。
Seller Code of Conduct
セラー行動規範は、Amazonマーケットプレイスにおける出品者の行動基準を定めたものです。「公正な取引」「顧客への誠実な対応」「Amazonのシステム悪用の禁止」などが明記されています。BSAと並んで、アカウント健全性評価の根拠となる重要な文書です。
Product Policies / Prohibited Content
出品可能な商品・禁止商品・制限商品を定めるポリシーです。医薬品・化粧品・食品などのカテゴリーには個別の承認要件があり、許可なく出品するとASIN削除やアカウント停止の原因となります。カテゴリー単位で定期的に更新されるため、継続的な確認が必要です。
ASIN creation・Listing policies
新規ASINの作成・既存ASINへの相乗り出品に関するルールです。不正確な商品情報の登録、カテゴリーの誤設定、キーワードスタッフィング(タイトルや説明文への無関係なキーワードの詰め込み)はいずれも違反となります。競合セラーからの通報によってポリシー違反が指摘されるケースも多く、正確なリスト作成が求められます。
Amazon規約・法律トラブルは弁護士に相談
企業法務弁護士がAmazonセラーの法的リスクをサポートします。
📞 0120-929-739(みんなの法務部)
🟢 無料相談はこちら
最も危険な禁止事項TOP5
数多くある禁止事項の中でも、特にアカウント停止リスクが高く、弁護士への相談につながるケースが多い5つの行為を解説します。
①複数アカウントの保有
Amazonは原則として1事業者につき1セラーアカウントしか認めていません。これは最も厳しく取り締まられている違反の一つです。
Amazonは以下の方法で複数アカウントを検知しています。
- IPアドレス:同一ネットワークからの複数アカウントのログイン
- クッキー・ブラウザフィンガープリント:デバイス固有情報の照合
- 銀行口座・クレジットカード情報:決済情報の重複チェック
- 住所・電話番号:事業者情報の一致
法人名義と個人名義に分けた場合、家族名義で別アカウントを作成した場合なども検知対象となります。正当な理由(例:異なるビジネス形態)で複数アカウントが必要な場合は、事前にAmazonの承認を得ることが必須です。
②レビュー操作
インセンティブ(値引き・無料商品・現金)を条件にレビューを依頼する行為は厳禁です。具体的には以下が該当します。
- 「高評価レビューをいただいたら返金します」などのメッセージ送信
- 家族・友人・知人への購入・レビュー依頼
- Amazon Vineプログラム以外のレビュアーへのサンプル提供
- レビュー代行業者の利用
- 競合商品への意図的な低評価レビュー投稿
レビュー操作はAmazonのAIシステムと人間チームの両方で監視されており、購入者とのメッセージ履歴・レビューパターンの分析によって検知されます。
③価格協定・カルテル行為
競合セラーとの間で最低価格を決め合う行為(価格カルテル)は、Amazonの規約違反であると同時に、独占禁止法違反にも該当する可能性があります。SNSグループやセラーコミュニティでの価格共有であっても、カルテルとみなされるリスクがあります。
④知的財産権の侵害
他者の商標権・著作権・特許権・意匠権を侵害する商品の出品は、ASIN削除・アカウント停止・さらには権利者からの損害賠償請求につながります。主なリスクは以下のとおりです。
- 商標権侵害:他社ブランド名を無断使用した商品・説明文
- 著作権侵害:権利者に無断で転用した商品画像・説明文
- 特許権侵害:機能・構造に特許が登録されている商品の販売
- 意匠権侵害:外観デザインに権利が存在する商品の模倣
知的財産権の侵害については、Amazon競合からの嫌がらせ・不正申告への法的対処法もあわせてご参照ください。
⑤アカウントの第三者への譲渡
Amazonセラーアカウントは本人・法人名義のものであり、第三者への売却・譲渡・貸与は禁止されています。事業譲渡に伴うアカウント引き継ぎを希望する場合は、Amazonの定める手続きに従って新規アカウントを作成する必要があります。アカウント売買後のトラブルについては、Amazonアカウント売買後の停止・凍結トラブルへの法的対処法で詳しく解説しています。
Amazon規約・法律トラブルは弁護士に相談
企業法務弁護士がAmazonセラーの法的リスクをサポートします。
📞 0120-929-739(みんなの法務部)
🟢 無料相談はこちら
「知らなかった」は通用しない:Amazonの規約同意の法的効果
クリックラップ契約の有効性(最高裁判例)
Amazonの利用規約への同意は「クリックラップ契約」と呼ばれる形式です。これは、ユーザーが「同意する」ボタンをクリックすることで、規約内容を確認したかどうかにかかわらず、契約が成立するという方式です。
日本においても、クリックラップ契約の有効性は裁判所で広く認められています。「規約を読んでいなかった」「内容を理解していなかった」という主張は、原則として免責理由になりません。民法第548条の2(定型約款)に基づき、相手方が規約の内容を認識していない場合であっても、定型約款への合意があれば拘束力が生じると解釈されています。
規約変更通知の受領義務
Amazonは規約変更をメール・Seller Central内の通知・ヘルプページの更新などで告知します。しかし、セラーには「通知を受け取る環境を維持する義務」があり、メールの確認を怠った場合や通知設定を変更していた場合でも、変更後の規約に拘束されます。
特に近年、AI・機械学習関連のポリシーやESG(環境・社会・ガバナンス)関連の出品規制が追加されるなど、規約の変更頻度が高まっています。月1回程度の定期確認を習慣化することを推奨します。
英語規約と日本語版の差異
Amazonの規約は英語が原本であり、日本語版は参考訳にすぎません。英語版と日本語版で内容に差異が生じた場合、英語版が優先されます。実務上、日本語版にのみ依拠して行動していたセラーが、英語版との差異によって意図せず違反状態になったケースも報告されています。重要な条項については、原文の確認が不可欠です。
Amazon規約・法律トラブルは弁護士に相談
企業法務弁護士がAmazonセラーの法的リスクをサポートします。
📞 0120-929-739(みんなの法務部)
🟢 無料相談はこちら
アカウント健全性スコア(Account Health Rating)の仕組み
スコアの算出方法
Account Health Rating(AHR)は、Amazonがセラーのポリシー遵守状況を数値化したスコアです。200点満点で算出され、各種ポリシー違反の種類・深刻度・件数に応じてポイントが減算されます。違反が解消されるとポイントは回復しますが、一定期間は履歴として残ります。
危険水準の数値基準
スコアによる健全性の目安は以下のとおりです。
- 200〜150点(緑):健全。通常の出品活動が可能
- 149〜100点(黄):要注意。改善しなければ停止リスクが上昇
- 99点以下(赤):危険。アカウント停止・取引資格剥奪の可能性が高い
停止前の警告サインの読み方
AHRが低下する前段階として、Seller Centralには以下の警告が表示されることがあります。
- 「ポリシー違反の警告」通知メール
- 「ご対応が必要です」ボタンの出現
- 特定ASINへの「出品停止」措置
- 「アカウント健全性」ダッシュボードのステータス変化
これらの警告が出た段階で速やかに対応することが、アカウント停止を防ぐ最善策です。Amazonアカウント停止・凍結から復活する方法では、停止後の対応手順を詳しく解説しています。
規約違反を指摘された場合の初動対応
まず行うべき3つのこと
Amazonから規約違反の指摘を受けた場合、冷静かつ迅速に以下の3つの行動を取ることが重要です。
- ①通知内容の正確な確認:どの規約・ポリシーのどの条項に違反したと指摘されているかを特定する
- ②事実確認:実際に違反行為があったのか、誤認・虚偽申告ではないかを検証する
- ③対応期限の確認:Amazonが設定した回答・是正の期限を見落とさない
Seller Centralの通知メールの証拠保全
Amazonからの通知メール・Seller Central内のメッセージは、後の対応・法的手続きにおける重要な証拠となります。受信直後にスクリーンショットを撮影し、日時情報が含まれた状態でバックアップを取ることを推奨します。PDFで保存する場合は、メタデータが消えないよう注意が必要です。
弁護士への相談タイミング
以下のような状況では、速やかに弁護士への相談を検討してください。
- アカウントが突然停止・凍結された
- 売上金が凍結されている(Amazon売上金凍結を弁護士が法的回収する方法も参照)
- POA(行動計画書)の作成が求められている(AmazonのPOAでアカウント復活させる完全ガイドも参照)
- Amazonから訴訟・仲裁の通知が届いた
- 知的財産権侵害の申告を受けた
よくある質問(Q&A)
Q1:規約違反の指摘が来ても実際には違反していない場合はどうすれば?
まず、Amazonが指摘する違反の根拠(どのポリシー・条項か)を正確に特定します。実際に違反していない場合や、競合による虚偽申告が疑われる場合は、具体的な証拠(仕入れ書類・ブランド許諾書・正規品証明など)を揃えた上で、Seller Centralから異議申し立てを行います。弁護士が関与することで、申し立て文書の論理的・法的な説得力が高まります。
Q2:利用規約は日本の法律より優先されますか?
いいえ。利用規約は当事者間の契約ですが、日本の強行法規(消費者契約法・独占禁止法・不正競争防止法など)に反する条項は無効となります。たとえばAmazonの規約に「一切の損害賠償を請求しない」という条項があっても、日本法上の不法行為責任を免除することはできません。規約と法律が衝突する場面では、弁護士への相談が不可欠です。
Q3:規約改定でいつのまにか違反状態になることはありますか?
あります。特に禁止商品カテゴリーの追加・出品要件の厳格化・広告ポリシーの変更などは、既存出品者が気づかないうちに違反状態になるケースが見られます。Amazonの「ポリシーの更新」ページを定期的に確認し、重要な変更があった場合はアカウントの棚卸しを行うことをお勧めします。
監修弁護士
嶋本 敦(しまもと あつし)
弁護士法人ブライト パートナー弁護士
登録2008年・修習61期・京都大学法学部出身
企業法務・契約トラブル・取引紛争を中心に多数の案件を担当
Amazon規約・法律トラブルは弁護士に相談
企業法務弁護士がAmazonセラーの法的リスクをサポートします。
📞 0120-929-739(みんなの法務部)
🟢 無料相談はこちら
Amazon規約・法律トラブルは弁護士に相談
企業法務弁護士がAmazonセラーの法的リスクをサポートします。
📞 0120-929-739(みんなの法務部)
🟢 無料相談はこちら





